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 「彼氏がフェザータッチを勉強して私に施してくれたのは嬉しいけれど、予め聞かされていた効果と比べて、実際に感じた感触はなんだか違う気がして…そもそも、彼氏のフェザータッチが上手いかどうかもわからないんです。正直、気持ち良さもいまいちで、結局そのとき1回だけでタッチは封印です…」

 これは筆者がある女性から聞いた話だが、改めて見直してみるとフェザータッチという技に対する重要な問いかけが含まれている話であることに気付いた。今回はこの話を元にフェザータッチを根本から見直してみたいと思う。

◆ フェザータッチをする理由
 フェザータッチは確かに有力な技だが「これさえ覚えれば彼女が感じてくれるぞ」と早合点してしまうのは男性側が陥りやすい落とし穴だ。フェザータッチは彼女の気分を盛り上げるための手段のひとつに過ぎず、これが唯一の選択肢ということではない。効果的な前戯の技は他にもある。フェザータッチすることそのものが目的になってしまってはいけない。

◆ フェザータッチへの反応の個人差
 フェザータッチはどんな女性でも感じさせられる必殺技ではない。快感のあまり声も我慢できず悶えてしまって…といった反応が見られることも確かにあるが、誰でもそこまで強く感じるという思い込みを持ってはいけない。最適なタッチ加減というのは皆バラバラなので、特に技を覚えて日が浅いうちは頻繁に触り方を調整向上する必要もある。覚えた技がたまたまそのまま通じることもあれば、かなりアレンジが必要な場合もあるものだ。ネットを見ればいろんな体験談(特に、めっちゃ感じたという極端な例)があるけれど、見知らぬ他人の反応はあくまで参考程度にして、目の前にいる彼女ならどれぐらい気持ち良くなれるのだろう?という意識を持ち続けて欲しい。

◆ 腕前と気持ち良さの関係
 フェザータッチの手の形や動かし方は一度の説明で覚えられる簡潔なものだ。しかしそれ故に「それさえ覚えたらもう完璧にマスターした」という錯覚をしやすいとも言える。筆者も最初の頃は「覚えた型どおりに触れる」という点ばかり意識してしまっていたが、技の再現度ではなく、彼女にとってより適切な状態になっているかどうかという点こそが大事なのだ。さらに、彼女の気分や体調によって、いつもと同じ触り方では燃え上がらない日もある。フェザータッチに限らず、前戯が上手いというのはテクニックが優れているだけでなく、その時々の彼女に合わせて構成や加減を調節できるということでもあるはずだ。

◆ 男が読み取れる情報
 とある部位を触ったら、彼女が両脚を擦り合わせながら悶え始めた…そんな反応を見れば、彼女にとってアタリの部位がみつかったというのは明らかだろう。あるいは触っている部位を逃げるように離そうとするなら、それは刺激が強すぎたかハズレな部位だというのがわかる。しかしその両方とも、どれぐらいのアタリハズレなのかという「加減」だけは女性自身にしかわからない。まして「そこはまあまあ気持ち良いけど、それほどでもない」とか「くすぐったいけれど気持ち良さもあるから、もうちょっと弱く触られたい」といった微妙な加減を、男性が目視だけで判断することは絶対にできない。より気持ち良い状態に近づくため、女性には恥ずかしい気持ちもあるだろうけれど、気持ち良さも不快感も素直に伝えて欲しい。それこそがフェザータッチに一番欲しい情報なのだ。

◆ 一緒に頑張る
 ここまでをまとめると、フェザータッチにおいて重要なのは、男性はテクニックに溺れず、女性は自分が感じた良し悪しを素直に伝える、ということになる。お互いが自分の思い込みだけで行動しても高みへ辿り着くことはできない。つまりそれは、より良い性感のためにコミニュケーションが必要ということ。フェザータッチだけでなく、前戯の様々な場面…というかセックスのすべての場面においても同様に、コミュニケーションが欠けてはならないはずだ。

◆ 思いやり
 コミュニケーションをとろうという気持ちの根本には、相手と協力しようという姿勢と、自分のために協力してくれる相手への思いやりが存在する。そもそも、フェザータッチで彼女を気持ち良くさせたいという衝動自体、彼女への思いやりがあるから起きているはずだ(女性側から提案してもいい。その提案に彼が応えてくれるのもやはり思いやりだ)。ただ、新しく覚える行為というのは、つい、そのテクニックやルールに没頭してしまいがちになる。男性はそこに注意しつつ、女性にも協力してもらって、思いやりを膨らませながらフェザータッチを楽しみ、その先にあるセックスというコミュニケーションまで含めて楽しんで欲しい。

 筆者のフェザータッチ歴は1年程度だが、その有効性と、未だ多くの女性が未体験であるというその新鮮さから、きちんと行えば誰しもが楽しく気持ち良い時間を増やせるという確証を持っている。冒頭の話を聞かせて頂いた女性の場合も、彼氏がフェザータッチを覚えてきたというきっかけは良かったのだから、あとはお互いの気持ちを伝え合って2度3度と取り組んでもらえれば嬉しく思う。筆者自身もフェザータッチは技のひとつにすぎないことを踏まえつつ、その素晴らしさとコミュニケーションの大切さを今後も伝えていきたいと、このコラムを書き終えて改めて感じているところだ。それでは今回はこれにて。
 2015_03_23


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